等級と損害賠償金

交通事故による損傷を受けた後、これ以上治療を続けたとしても症状の改善が見込まれず、何らかの障害が将来においても残ると診断され(これを、症状固定といいます)、残った障害が後遺障害となります。後遺障害が残った場合、逸失利益や慰謝料といった損害賠償金が、最低限度でも自賠責保険による基準によって支払われます。その基準となるのが、交通事故後遺障害の程度を表す等級です。

等級は7種類あり、第1級1号、第2級1号、第3級3号、第5級2号、第7級4号、第9級10号、第12級13号となります。例えばこのうち第1級1号が示す内容は、「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの」とあります。

脊髄損傷の場合では、手あるいは手と足の両方が動かすことができない状態であったり、もしくはほとんど動かすことができず、食事や入浴といった日常生活を送るために常に介護を必要とする状態をいいます。この第1級1号と認定された場合の自賠責保険による後遺障害慰謝料の金額は、裁判所基準でおよそ2,800万円となります。

脊髄損傷を負ってしまった場合、損傷が完治することは難しく、また日常生活に介護が必要になるケースも多々あります。治療費も相当掛かってしまいます。安心して治療を行うためにも、なるべく多くの損害賠償金が欲しいところです。

実は、症状固定のタイミングなどの専門知識の有無によっては、補償される金額が変わってきます。専門の弁護士にまずは相談し適切なアドバイスをもらいましょう。

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